早稲田塾特別公開授業「くらしと経済シリーズ」
早稲田塾で「特別授業」(全6回)が行なわれました。 一昨年に続き、2回目の試みです。(2008.2.10-3.16)
テーマ |
講師 |
|---|---|
| 玄田有史(東京大学社会科学研究所教授) | |
| 斎藤 修(一橋大学教授) | |
| 浅見泰司 (東京大学教授) | |
| 櫻川昌也 (慶應義塾大学教授) | |
| 竹中平蔵 (慶應義塾大学教授) | |
| 花堂靖仁(早稲田大学ビジネススクール教授) |
コーディネーター 堀岡治男(経済知力フォーラム専務理事)
「景観と都市空間を考える」
2008年02月24日(日) 浅見泰司・東京大学教授
2008 年2月 24 日(日)の午後、第3回目の授業が早稲田塾秋葉原校で行なわれました。講師は浅見泰司・東京大学教授、テーマは「くらしと景観」で、サブタイトルは「景観と都市空間を考える」。
冒頭、浅見先生は、所属している東京大学空間情報センターで行なわれているさまざまな研究を紹介しながら、「理系」か「文系」かという区別よりも、どんなことに興味があるのかで進学すべき大学や学部を選択すべきだとアドバイス。
授業ではまず、6軒の戸建住宅の写真を映し出し、自分の家の隣に建ってほしくない住宅・建っていてもいい住宅は?と質問。生徒たちの答えを受けて、住宅地の景観について説明。また、家の色や形が街の全体的な印象に与える影響についての実証分析の結果、さらには小田原や金沢、近江八幡などで実施されている景観形成基準や新宿区におけるビルの高さ制限強化などについて、パワーポイントを駆使して解説するという本格的な授業でした。
浅見先生の授業のメッセージは――市街地の景観とは、そこに住む人々の価値観の表現であること、ちょっとした工夫で景観を改善できること、個別の行為が全体に影響を与えること、さらにはメリットやデメリットを意識した適切な対応が必要であることなど。
後半では、「日本に高層ビルは必要なのか」「コンパクトシティに人が集まると地方は過疎化してしまうのではないか」「電信柱が景観を壊しているのではないか」など、「建築に興味がある」生徒ならではの質問も出ました。
(3/6)
