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    大阪府立三島高校「特別授業」

    9月25日、26日、29日の3日間、経済教育ネットワーク(http://www.econ-edu.net)との共催で、大阪府立三島高校での「特別授業」――1年生8クラス全員を対象にした「くらしと経済」と3年生有志の「時事問題」――が行なわれた。昨年に続いて2回目の今回は、まず1年生全員が「経済のしくみ」を学び、次いで各クラスに分かれて、「需要・供給」「政府」「環境」「貿易」の考え方を学ぶという形で行なわれた。社会科担当の松井先生の「時事問題」を受講する3年生(18人)を対象に行なわれた「特別授業」のテーマは「サブプライムローン問題」と「財政問題」。(2008.9.25-9.29)

    テーマ
    講師
    篠原総一(同志社大学経済学部教授)
    清野一治(早稲田大学政治経済学術院教授)
    吉田有里(甲南女子大学人間科学部准教授)
    内藤登世一(京都学園大学経済学部教授)
    槙 太一(京都学園大学経済学部准教授)
    野間敏克(同志社大学政策学部教授)
    西村 理(同志社大学経済学部教授)

    コーディネーター 堀岡治男(経済知力フォーラム専務理事)

    「地球温暖化を防ぐには?」

    2008年09月29日 内藤登世一・京都学園大学経済学部教授

    29日の3時間目(10:30-11:20)は2組、4時間目(11:30-12:20)は4組の「特別授業」が行なわれた。講師は京都学園大学経済学部教授の内藤登世一先生、テーマは「地球温暖化を防ぐには?」
     内藤先生は生徒に4つの質問をした。第1は、「地球温暖化は本当に起こっているのか?」。気温上昇、海面上昇、異常気象など、生徒から答を引き出して、地球温暖化の証拠を実証的データで裏付けた。

     第2に、「地球温暖化で日本はどうなるのか?」と問いかけ、農業被害や疾病の流行、南鳥島水没による200海里消滅など、日本にとっても大きな被害を及ぼすと説明。

     第3は、「地球温暖化が起こるのはなぜ?」。医学では、人体のメカニズムを分析し、病気の原因を突き止めて、処方箋が出されるように、経済学は経済社会のメカニズムを分析し、経済(環境)問題の原因を特定して、適切な処方箋(=政策)を提案する。経済学の分析によれば、地球環境問題の原因は市場がうまく働かないことにあり、その理由は、環境という資源が無料で提供されていることにある。

    そこで、「地球温暖化を防ぐためにはどうする?」という第4の質問になるわけだが、これに対しては、現在、環境税や排出権取引という経済学の知恵が出されていると解説。
    環境問題に対する経済学のアプローチが平易に解説され、授業終了後の生徒たちも「とてもわかりやすかった」と納得顔だった。


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