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    京都市立西京高校附属西京中学校

    京都市立西京中学で2005年、2006 年に続き、今年も中学2年生3クラス全員を対象に「特別授業」が
    行なわれました。(2007.10.17-11.01)

    テーマ
    講師
    篠原総一(同志社大学経済学部教授)
    竹中平蔵(慶應義塾大学教授)
    篠原総一(同志社大学経済学部教授)
    植田和弘(京都大学教授)
    地主敏樹(神戸大学教授)
    大竹文雄(大阪大学教授)
    跡田直澄(慶應義塾大学教授)
    林  敏彦(放送大学教授)

    コーディネーター 堀岡治男(経済知力フォーラム専務理事)

    「安全安心社会を求めて」

    2007年11月 01 日(火) 林敏彦・放送大学教授

    11 月1日(火)の5・6時限目に、2年 A 組で、 林敏彦 先生 (放送大学教授)の
    「特別授業: 安全安心社会を求めて 」が行なわれました。

    林先生の授業は、まず「日本は安全な国だと思いますか?」という質問からはじまり、「ある調査によれば安全ではなくなったという回答が過半数を超えた」と紹介。また、阪神・淡路大震災の教訓から、高層ビルが建ち並び、ゾーニングが行なわれ、大量輸送公共交通機関が発達した都市では、大きな災害はめったに起こらないけれども、一度起きると大変なことになるとの説明がありました。

    安全安心社会研究所所長でもある林先生は次に、犯罪やテロ、災害、戦争、食品、健康などの危険・不安が少ない社会が「安全安心社会」だと定義したあと、さまざまなデータを使って日本社会の安全安心の度合いを解説しました。

    たとえば、世界の陸地のわずか 0.25 %を占めるにすぎない日本で、世界の大きな地震の 22 %が起きていること、日本では災害で死ぬ人の数は少ないけれども経済被害額が大きいこと、先進国の中では日本の自殺者が多いこと(年間3万人)、阪神・淡路大震災での死者よりも毎年の交通事故死者のほうが多いことなどなど。

    身近なテーマだけに熱心に聞き入っている生徒に対して、林先生は最後に、安心安全は選択の自由やプライバシーと必ずしも両立するものではないこと、また、安心安全社会の追求は社会的なダイナミズムや想像力豊かな社会追求と矛盾する可能性があることなどを説明して、両者のバランスをとることが重要だと指摘しました。 10月17日にはじまった全8回の「特別授業」は終了しました。
    堀岡治男(経済知力フォーラム専務理事)


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